小売業仮想物流センター構築プラン

大規模〜中規模小売業の欠品対策や物流経費削減などの目的で、専用の物流センターを設けることがありますが、多くの場合従来コストよりも経費がオーバーしてしまうなどの問題を抱えているといわれています。そこで物理的な物流センターを構築するのではなく、仮想の物流センターがあるとしてそれを卸売業在庫として確保し納品してもらうという考え方のシステムプランをご紹介いたします。

1.まず取扱商品をカテゴリーか取引先帳合で分類する

一般的には卸売業はカテゴリーに準じた取扱いを行なっています。ほとんどの商品が2〜3社程度の帳合先に集約している場合には、卸売業単位で商品をくくるように分類します。逆に小規模の卸売業も多く存在するので、これは残りの商品をカテゴリーコードでくくるようにします。


仮想カテゴリの概念

カテゴリーによっては、高シェアの卸売業も別カテゴリーでその他の卸売業としてくくられることもあるでしょう。小売業としては自社のカテゴリー単位のコントロールができて商品単位に分解できることが必要です。卸売業は帳合商品別のデータを受け取ることができれば処理できるはずです。

2.チェーン店舗のエリアを仮想的に設定する

店舗配置が広域に及ぶ場合、通常ひとつの物流センターとして計画しないのと同様に、ある程度の地域割りを行なう必要があります。販売の動きが異なるなどの理由もいくつかあります。


仮想エリアの概念

3.商品単位の最適在庫量を計算する

最適在庫計画システム「StockSaver」、「OrderGuidance」などを用いて、最適在庫量をVエリア×Vカテゴリ単位であたかも専用倉庫があるかのように計算します。そしてその設定値を「eWEScom」(←クリックしていただきますと北明システム株式会社のeWEScom説明ページにジャンプします)などを活用して卸売業むけにEDI配信します。卸売業在庫責任者とは事前に確認をしておきます。
卸売業は受け取った情報に基づき最低限数量の確保を行ないます。

4.結果をフォローする

納品実績(欠品実績)に基づいて、それぞれのVエリア×Vカテゴリの評価を行ない、設定値をメンテナンスします。



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